平成20年6月清山会MVP推薦文

清山会スタッフ

2009年08月25日 09:20

【このブログは、清山会医療福祉グループの役職者向けメーリングリストから、理念や社風に貢献した月間MVP社員への推薦文など、その一部を配信するものです。】

推薦者:みはるの杜診療所 岩渕課長
対象者:みはるの杜診療所 橋本美由紀主任

事業所の中でとても存在感があり、頼れるあねごなんだけど、実ははとってもナイーブで涙もろいHさんを今回推薦させて頂きます。私がHさんとこの事業所で一緒になるまでのイメージは、ちょっと怖いなぁって思っていました(ごめんなさい)。でも仕事を通して関わっていくうちに、この人は利用者さんのことをよく想っているんだなぁって感じる出来事がたくさんありました。
言葉ではなかなか表現できない利用者さんには笑顔でほんのり甘い声で声掛けして、その人がいま何を望んでいるかを何度となく根気よく問いかけ、その人がベット上で少しでもむせようものなら、その音を聞き付け、疾風のように現れて、手際よく吸引のお手伝いをして行く姿をよくみさせてもらっています。またある時は、体調の悪い利用者さんをみている旦那さんがなかなか動けない状態でこちらに相談というかこっちでなんとかみてほしいというほぼお願い状態で電話があると私や相談員、そして先生やケアマネにも一生懸命報告、連絡、相談をしてケアマネを動かし、受け入れ先を決めるまでに至ったこともありました。

そして何よりも別れを大事にしていて長い間利用して頂いた利用者さんのお通夜や葬儀には、必ずその場に向かい、大粒の涙を流しながらご家族と抱き合う姿は、その人本人だけでなく、周りの家族ともいい信頼関係が築かれていたんだなあと思わされました。4月からは主任という立場にもなり、今まで以上に責任感が圧し掛かってくる日々が続いています。体調不良者の穴を埋めようと何度となくシフトを考え、できるだけ周りのスタッフに負担がかからないように調整してくれている姿はほんと頭が下がります。Hさん自身が疲れがたまっているのに、「これわたしやっとくから早く帰って」っていう言葉を何度となく耳にしたことか。でも水曜日の先生たちとのミーティングの場で山崎先生にかけられた一言で張り詰めていたものが涙となって溢れ出してしまい、その姿をみて私たちが感じている以上に辛かったんだなってミーティングに参加していた誰もが感じ取り、改めて自分たちもHさんを含めた看護との連携を強くしていかねばならぬと思わされました。Hさん、これからも何かと苦しい時が沢山出てくると思われますが、一つひとつみんなでその山を乗り越えていけるようにこの建物にいる全員で頑張っていきましょう。

追伸:同い年なんでお互い体をいたわりつつ、楽しく仕事ができるようにしましょうね。
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