2009年07月21日

平成20年4月清山会MVP推薦文

【このブログは、清山会医療福祉グループの役職者向けメーリングリストから、理念や社風に貢献した月間MVP社員への推薦文など、その一部を配信するものです。】

推薦者:GHいずみの杜 川井丈弘係長
対象者:GHいずみの杜 阿部貴司さん

「(ずっと)待ってるから」私が彼にかけた最後の言葉。
私が彼の悩みに対し、共に考えるべく何度も何度も話を繰り返してきたが、私の力不足か彼の気持ちが一向に上がってこない。彼が自分で考える時間を持ってみるというので、私なりの想いを精一杯ぶつけてみて最後に言った言葉でした。

彼が悩みに悩んできたこの数ヶ月。彼にとって人生の分岐点だったのは間違いない。グループホームのユニットリーダーとして、利用者様とまさに職業道楽し活き活きしていた去年までの彼の目はそこにはなかった。

いつも他のスタッフの人在育成やメンタルのフォローなどに一生懸命だった彼は、自分が壊れかけてしまっていたのには気付けず、気付いた時にはどん底まで落ちていた。私は今まで色々な人たちに出会って来ましたが、法人の「理念や社風が大好きです!」「だからここで働いています!」と自信をもってきっぱりいえるA君のことを誇りに思っています。「働く」ということに対して、少なからず誰でもプライベート、経済面、仕事環境、仕事内容など色々と大切にしたいウェートがあるかと思いますが、彼の芯には理事長の掲げる理念と社風がしっかりとあるんです。だからこそ、彼があがってくるのを信じて、私も今まで仕事をしてきた中で一番じゃないかと思える程、何度も彼と話をし、そして数週間待ちました。彼が数週間後、私のところへ話しにきました。今までの苦悩から一つの答えを見つけた彼。「私はここの法人が大好きです」と以前の彼の強い目でいってくれました。今の彼は、自分らしさを取り戻し、元気にまた利用者さんやスタッフと向き合っています。

彼が自分らしさを取り戻したきっかけのエピソードをひとつ。入居している50代の利用者さんの実娘さんが4月末にご結婚されました。利用者さんは3月末から脳梗塞で入院。結婚式に出るために利用者さんは一生懸命リハビリをしていました。病院とグループホーム、御家族の3者で結婚式に利用者様がでれるかどうかの打ち合わせを行った際、病院サイドは「厳しいですね」と暗雲だった模様。しかし彼は「闘ってきました!」と目がギラギラ。御家族と利用者さんの一生に一度の結婚式の為、「全て付き添います」「介助は全部できます」「何も問題はありません」「出たいって言ってるんです」と想いをぶつけてきた成果もあり、無事、病院からの外出許可も出て結婚式に利用者さんは出席できました。利用者さんが「(結婚式に)でれてよかった。。。」と号泣し、娘さんのウェディングドレス姿を一緒にとなりでみることができた彼。彼は法人にとって、なくてはならない存在です!復活した彼にMVPを!

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Posted by 清山会スタッフ at 10:11│Comments(0)清山会メーリングリスト
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