介護道楽・ケア三昧

■このブログは、私（山崎）が清山会医療福祉グループの役職者向けメーリングリストに投稿した原稿の一部を配信するものです。

お疲れさまです。山崎です。清山会MLから主任以上の方々に送信します。
今、読んでいる「7つの習慣」に、「影響の輪と関心の輪」という一説があります（p101）。要約してご紹介します。

＝＝ココカラ＝＝
○私たちは皆それぞれ、多くの関心事を持っている。心に「関心の輪」を描くことで、関心のある事とそうでない事を区別することができる。さらに関心の輪の中には、自分がコントロール（影響）できるものと、そうでないものがあり、これは「影響の輪」を描くことで区別することができる。

○「主体的な人」は、自分のコントロールできる事柄（影響の輪）に集中することにより、積極的なエネルギーを生み出し、それによって影響の輪を拡大する。

○「反応的な人」は、自分のコントロールできない事柄（関心の輪）に集中することにより、消極的なエネルギーを生み出し、影響の輪を縮める。

○「自己中心的な人」は、影響の輪が関心の輪よりも大きくなる場合がある。これは、人や社会に対しても無責任な状態であり、本来、自分が解決できる問題をも無視してしまう結果である。
＝＝ココマデ＝＝

過去と他人は変えられない。変えられるのは自分の未来だけ。確かに、自分のコントロールできる事柄（影響の輪）に意識を集中する方が、主体的に生きられそうな気がします。逆に、過去と他人にばかり関心のある人は、反応的（受身的、依存的）な人ということになるのでしょう。耳が痛いのは、「自己中心的な人」の件（くだり）です。

影響の輪が関心の輪よりも大きくなるというのは、たとえば青年が父親になっても、自分は子供に関心がないとうそぶくようなものです。いまさら関心がないと頬かむりされても困るわけです。胸に手を当てて考えてみると、立場上、自分の影響の輪は否応なく広がってしまったわけで、その輪に自分の関心の輪が追いついていないのではないか。影響の輪が関心の輪よりも大きくなっていないか。「これは、人や社会に対しても無責任な状態であり、本来、自分が解決できる問題をも無視してしまう結果である。」実に耳の痛いところです。