2007年05月18日

H19.01.11.:時間内に仕事が処理できない(3)

■このブログは、私(山崎)が清山会医療福祉グループの役職者向けメーリングリストに投稿した原稿の一部を配信するものです。

お疲れさまです。山崎です。清山会MLから送信します。
先のメールに、「時間内に仕事が処理できない」が6割という現実を打開するために、見切るべきは見切るという決断が不可欠だと書きました。【省事倹約】の省事です。今日のメールは、倹約について。・・・・・

私たちの本「介護道楽・ケア三昧」の中に、「教育は倹約の柱」という一説があります。

==介護道楽・ケア三昧p46==
○教育にはそれ自体にいろいろな得がある。教わる方には、知るを楽しむという得。教える方にも、教えて(教えた方が)育つという役得がある。さらに実利として、人手不足を補う効用もある。

○この業界は保険収入に縛られて、人手が限られている。少ない人手で介護道楽、ケア三昧を実現するにはどうするか。詰まるところ、1人が2人前、3人前になるしかない。

○汗をだしたら1人前。汗+声は2人前。汗+声+知恵がだせたら3人前。教育は、その汗のだしかた、声のだしかた、知恵のだしかたを学ぶ場だ。この業界の経費のほとんどは人件費だから、教育は倹約の柱でもある。
==ココマデ==

業務の見直しに当たっては、この教育=人在育成という視点が、ぜひとも必要だと思います。


【人在育成】
人材でも、人財でもなく、人が「在る」ことを大切にしながら、互いに育み、成長する職場をめざします。


教育こそ、上司の一番の仕事と言って良いかも知れません。以前、「上司の役割」と題して、こんな文章を書いたことがあります。

【育てる】
人を「育てる」には、それが上司の役割だと強く、深く、しっかり自覚することが必要です。この自覚のない上司は、組織にとってのお荷物になり兼ねません。保身に走る人ほど、できる部下を潰してしまうからです。

○ある部長が重役に呼ばれ「君を役員にしようと考えている。ついては、君と同じくらい仕事のできる部長候補を推薦してくれ」と言われました。その部長は、喜色満面で「私ぐらいに仕事のできる部下はいません」と答えたところ、「それなら仕方がない。昇進は取り消しだ」と言われたそうです。部下の育成に怠慢であったと判断されたわけです。


ただし注意したいのは、「聴いてから話す」こと。先のメールにも書きましたが・・・
職場のストレスを左右する上司の態度(タイプ)を整理すると・・・
「聴いてから話す上司」は上。
「聴かないで話す上司」は中。
「話さない上司」は下。

教育とかコーチングとかは、実に難しいことではあります。

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Posted by 清山会スタッフ at 09:25│Comments(0)清山会メーリングリスト
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「すばらしいマニュアルを作られましたね!!」トーナメント・プロゴルファー及び多種目アスリートを成功させるためのコンサルティング活動等、多岐に亘りご活躍されている
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ゴルフ上達法 推薦の言葉【ゴルフの基本~脅威のゴルフ上達術~】at 2007年06月16日 12:36
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