介護道楽・ケア三昧

■このブログは、私（山崎）が清山会医療福祉グループの役職者向けメーリングリストに投稿した原稿の一部を配信するものです。

お疲れさまです。山崎です。清山会MLから送信します。
病気になって一番辛いことは何か。先のメールに勢いで書いたこの一方的な質問に、寛容にもＡ先生から「孤独」という回答をいただきました。私がイメージしていたのも、まさに同じ「孤独、孤立、無視」といったものであります。・・・・・

よく引用させていただく言葉があります。【人間にとってもっともつらく悲しいことは、貧困でも不治の病にかかることでもない。それゆえに見放され、誰からも愛してもらえないことである。マザー･テレサ】

なってみないと、本当には分からないことかも知れません。が、この仕事を通じて直感する人間の真実の一つではあるような気がします。そういえば虐待には、身体的、心理的、経済的虐待に加えて、放任neglectがあります。愛情の反対は敵意でも憎悪でもなく、無視であると言われます。神戸では仮設住宅が次々と建ち、老人の孤独死が増えました。

病気になって一番辛いことは何か。心ならずも病み、心ならずも老いた人が味わう病苦、老苦の本質は、やはり｢孤独｣ということではないか。その孤独を少しでも癒すことこそ、私たちのサービスに求められる本当のニーズではないかと思います。「【関わり】を大切にした自立と共生の支援」を理念とする所以であります。