2007年08月15日

070315:「さくらの杜」の事例発表会

■このブログは、私(山崎)が清山会医療福祉グループの役職者向けメーリングリストに投稿した原稿の一部を配信するものです。

お疲れさまです。山崎です。清山会MLから送信します。(説教モー度★★☆)
先週、「さくらの杜」の事例発表会に出席させて頂きました。・・・・・

褥創や失禁のケアに、科学的・理論的な技を尽くした事例発表があり、あるいは直球勝負の関わりが生んだ感動の物語があり、とても素晴らしいものでした。感心したことが、二つあります。

一つは、発表者の視点(パラダイム)が偏っていないこと。客観的な視点もあれば、主観的なものもある。客観的で論理的で冷静な発表があり、主観的で感情的で熱い発表もある。医療も、evidence(事実)からnarrative(物語)の時代です。ましてケアのパラダイムは広い。広いパラダイムを自在に楽しまないと、この仕事は面白くない。職業道楽には、いろいろな行路があって良いと思います。

二つ目は、広いパラダイムを寛容に見守る上司の雅量。狭いパラダイムに管理されれば、現場は息苦しくなってしまう。自在の広がりを持つ上司の雅量が、現場の感性を自由にしたのだと思います。

現場を管理するのか、解放するのか。解放するための管理というものがあるのかも知れませんが、それは、できれば自己管理という形に方向付けるのが理想だと思います。一昨日の会議で遅刻が話題にでましたが、ルールで縛るのは「良」としても、「最良」ではありません。

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Posted by 清山会スタッフ at 10:28│Comments(0)清山会メーリングリスト
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