介護道楽・ケア三昧

■このブログは、私（山崎）が清山会医療福祉グループの役職者向けメーリングリストに投稿した原稿の一部を配信するものです。

お疲れさまです。山崎です。清山会MLから送信します。（説教モー度★★★）
人を評価するのは、難しい。人事考課の時期は、少し憂うつになる。・・・・・

A氏の実績Xと、B氏の実績Yを比べるとき、それぞれの顔が浮かぶと、迷う。「誰が」「何を」したか、と考えているうちは、迷う。大切なのは「誰が」ではなく、「何を」の評価。A氏とB氏ではなく、XとY。

ところが、割り切ってXとYに集中しても、まだ迷う。XやYという成果には、相応の努力（血と汗と涙）が注がれているに違いないからだ。人間の血と汗と涙を、そもそも比べるなんてことができるのか。

頑張りのベクトルが、しかし「理念と社風」のベクトルからずれていることがある。ずれの角度が大きいほど、その頑張りは残念ながら評価されない。沈むタイタニック号の甲板で、懸命に椅子の片づけをするようなものだ（７ｈabits）。

結局のところ、「理念と社風」にどれだけ貢献したか。仕事で重要なことは「何をするかではなく、何を貢献するか（ドラッガー）」だ。「理念と社風」という組織の羅針盤に、自分の頑張りを照らしてみる静かな時間を、ときどきは持ちたいと思う。